妖精を見るには妖精の目がいる

戦闘妖精雪風最終巻を購入。
最終巻だけあって、地下閉鎖空間での戦闘あり、フェアリィ空軍全兵力をあげての大空戦ありと燃える展開大サービス。ファーン2の超機動やファーンとシルフの編隊戦闘、フリップナイトを従えて飛行するメイヴなど、戦闘シーンは大満足。
ただ、不可知戦域でのジャム総体との対話や、零と雪風が新たな関係を築いていく過程がばっさりと省略されてる。おかげで桂木少尉は存在せず、フォス大尉の出番も意味なし。ブッカー少佐から見た零と雪風の中途半端な物語になってる。
シリーズを通して見ても、原作のファンからしたら無理にグッドラックの内容を取り込まずに戦闘妖精・雪風のエピソードを丁寧に描かれた方が嬉しく、アニメで初めて雪風に触れた方にとっては説明不足で意味不明と、ちょっと微妙な気がする。
もう完結だけど、雪風や戦闘機械群の危険性が浮き彫りになる「フェアリィ、冬」や「全系統異常なし」などのエピソードも見たかった。