相承の乙女 曠劫の王

数人の騎士とパラスイートの独白形式で進むフルヴォイスサウンドノベル。背景とパラスイートのグラフィックは契約画面そのままだったが、数人の騎士の立ち画は新たに書き下ろされたようだ。特にレヴィンは顔自体が書き直されて、ちょっと甘めになってる。
物語の背景は小説版ベースの神槌終結後。長さは、すべての文章がフルヴォイスで読み上げられとして1時間ちょっとぐらい。物語は盛り上がりに欠けるが、展開自体は意表をつかれた。神槌終結後もハッピーエンドでは終わらなかった、という話。
SP1ヒロイン?のジルメアとラシュペルはそれぞれの性格が行動や台詞に現れていて、SP1単体だとラシュペルの印象が薄かったけど割と好きになった。ただ、小説版を背景としているので、小説を読んでいないとよくわかならい点があるかも。光の聖女とかType Kの名前とかレヴィン×ジルメアの背景とか。
篠崎砂美の手できちんと小説になっていればもっと良かったのだけど。


※相承:学問・法・技芸などを次々に受け伝えていくこと。
※曠劫:きわめて長い年月